担当の井原です。
本日は、西宮市の山手「仁川百合野町」にある「地すべり資料館」をご紹介します。
少し恐ろしいネーミングの資料館。なぜそのような名前かと言うと、実はここ、「阪神・淡路大震災」の時に起こった大規模な地滑りの跡地に建てられているんです。その被害の爪痕をきちんと後世にも残していこうと言う思いで「資料館」になったそうです。
こちらの資料館は地すべりの被害状況だけでなく、土砂災害全般を解説するための博物館として機能しています。アーカイブス室には当時の写真や新聞記事等が展示されており、震災の記憶を次世代へと繋ぐ工夫がなされています。
また、博物館ブースでは土砂災害が起こるメカニズムが分かるようになっていて、3つの土砂災害(地すべり・がけ崩れ・土石流)が起こるしくみを、映像と模型で判りやすく学べるようになっています。
館長さんが随時いらっしゃいますので、直接案内もしてくれます。ちなみに、無料です。
現在、冒頭にお話しした「地すべり跡地」は公園になっていて、公園には「芝桜」が綺麗に咲き誇り、シーズンにはちょっとした花見のスポットにもなっています。周辺住民の方々が資料館の斜面を手入れしており、芝桜の株を分けて頂くことができるそうです。
さらに、少し高台なので「阪神間」の景色を楽しむこともできます。近くには「甲山森林公園」があるので、ハイキングコースとしても人気のようです。
様々な災害はいつ起こるか分からないものですが、発生するメカニズムを知っておくことは大切かもしれません。少しばかり真面目な「まちNAVI」になってしまいましたが、、。これからの安全のために「備えあれば憂いなし」の気持ちで、ぜひ一度足を運んでいただきたい場所です。
「リソラ」営業スタッフ 井原