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2016.10.25

北欧のくらし、マリメッコにふれてみよう!香櫨園「西宮大谷記念美術館」へ

北欧のくらし、マリメッコにふれてみよう!香櫨園「西宮大谷記念美術館」へ
鮮やかな色の大胆なプリント柄をデザインした商品ラインナップが特徴のアパレル企業「マリメッコ」。そのマリメッコの60年にわたる歴史をたどり、個性あふれるデザイナーの仕事ぶりと活躍を紹介する、国内初の大規模な巡回展が西宮大谷記念美術館にて、11月27日(日)まで開催中です。
「マリメッコ」のポップなデザインは、服やバッグ、インテリア用品で見たことがあるかも?という人も多いのではないでしょうか。鮮やかな色合いでデザインされたこのアパレルブランドは、元々、創業者のアルミ・ラティアという女性が友人のマイヤ・イソラにデザインを依頼したところ、出来上がってきたデザインが極めてカラフルで斬新なものだった為、このデザインを活用する為に、設立された会社です。
そんなマリメッコの60年にわたる歴史をたどり、個性あふれるデザイナーの仕事ぶりと活躍を紹介する、国内初の大規模な巡回展が、香櫨園にある西宮大谷記念美術館にて、開催中です。
マリメッコてなあに?
1951年に「小さなマリーのためのドレス」という意味の社名でフィンランドにて設立されたマリメッコは、1952年には最初の直営店をオープン。1956年にはフィンランド国外への輸出が始まり、国際的にも認知されるようになっていきました。とりわけ1960年のアメリカ大統領選挙で、ジョン・F・ケネディ候補夫人のジャクリーン・ケネディがマリメッコのドレスを愛用していたことが報道されたことで、アメリカでの知名度が急上昇しました。当時のアメリカの女子大生の間でも、マリメッコのワンピースが大人気だったそうです。
創業者のアルミが1979年に死去した後は、会社の買収問題などで、一時低迷の時期を迎えますが、見事に再建を果たし、現在、マリメッコは世界各地に133の直営店を持ち、約40の国でその商品が販売されています。主要な市場は北米・北欧・アジア太平洋地域であり、日本国内には32の店舗があります。
マリメッコといえば「ウニッコ」柄
創業者アルミ・ラティアは自由に図柄を描くようにデザイナーたちに伝える一方で、ひとつだけ条件を出したとも言われています。その内容とは、花を描かないこと。花はそのままで十分美しいので、野に咲く花には叶わない、というのがその理由。ところが、のちにマリメッコの伝説的なデザイナーとなるマイヤ・イソラは、鮮やかな芥子の花を描きました。これがマリメッコのシンボルともいえるウニッコ柄の誕生秘話だそうです。
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西宮大谷記念美術館のご紹介
香櫨園にある西宮市大谷記念美術館は、1972年、実業家の大谷竹次郎(大谷米太郎弟)から寄贈されたフランスおよび日本の近代絵画を中心とするコレクションと邸宅を展示室として開館しました。1977年に新館とアトリエが完成、1991年には大規模な増改築がなされ、現在の近代的な美術館になりました。玄関正面の広いロビー一面の窓から日本庭園を眺めることができ、旧邸宅のエッセンスを残しています。
西宮大谷記念美術館ってどこにあるの?
国道43号線を神戸方面(西行き)へ。夙川を越えて約300m先「西宮市大谷記念美術館」標識を左折。
公共交通機関なら、阪神「香櫨園」から南西へ徒歩6分です。
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マリメッコ展のみどころ
本展は、ヘルシンキのデザイン・ミュージアムの所蔵作品から、ファブリック約50点、貴重なヴィンテージドレス約60点、デザイナー自筆のスケッチ、各時代の資料などを通して、マリメッコの60年にわたる歴史をたどり、個性あふれるデザイナーの仕事ぶりと活躍を紹介する、国内初の大規模な巡回展です。
実際に見学してみた感想ですが、デザインの多様さと配色センスに驚きました。ウニッコ柄のイメージがとても強いブランドなので、その他のデザインや配色の想像がつかなかったのですが、60年前にデザインされたものとはとても思えない、現代デザインとしても斬新なものばかりで、当時のデザイナー達の感性に感服するばかりでした。
また、日本人デザイナーが存在していたことにも驚きましたね。これ以上はネタばれになるので書けません(笑)
ミュージアムショップ
もちろん、ミュージアムショップも併設しています!可愛らしいマリメッコ柄の雑貨やマグカップなど、様々な商品が並んでおり、見ているだけで楽しくなれました!
まとめ
いかがでしたでしょうか?芸術の秋、ご夫婦で鑑賞するもよし、お一人でじっくりと楽しむもよし。
また、お子様がいらっしゃる方は、ぜひお子様と一緒に鑑賞されることをおススメします。幼少期に日本にはない、配色センスの良い海外デザインに触れさせておくことは、お子様にとって、色々な意味でとても良い影響を与えると思います。開催は11月27日(日)までですので、ぜひ次の週末のお休みには北欧デザインに触れに行きましょう。

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